急に始まると聞いてびっくりした『マナリアフレンズ』。
以前にも企画が出ていたのに、その後続報がなく立ち消えてしまったのか?と思われていたのですが…なんと15分枠のアニメとして放送されることになりました。
私は放送地域に住んでいないので、基本ネット配信での視聴です。
ちなみに、マナリアとその周辺のキャラクターの知識はグラブル由来のものになるので、ミスタルシアのマナリアに触れるのはほぼ初めてだったりします。
でも1話を見る限り映像もきれいだし、あのマナリア学園でのアンとグレアの様子が見られるというのでとても楽しみです。
マナリアフレンズって?
『マナリアフレンズ』は、ミスタルシアというファンタジー世界にある、マナリア魔法学院を舞台にしたアニメです。
マナリア王国の王女であるアンと、竜の王と人の間に生まれたグレアの友情を軸に展開していく物語です。
原作は『神撃のバハムート』というゲームで、2016年から2017年に同名の『マナリアフレンズ』というwebコミックも連載されていたようです。
また、スピンオフといいますかコラボ的なものか、マナリア魔法学院は神バハと同じサイゲームスの『グランブルーファンタジー』にも登場しています。
こちらはグラブルの世界に合わせて少し設定なども変わっているので、ちょっと毛色が違うかも知れません。
私はグラブルの方のマナリア学院から入ったので、アニメの方の設定も興味津々です。
アニメの公式サイトはこちらになります。
「第1話 アンとグレア」のあらすじ
そこかしこに本の積まれた広い部屋に、朝の光が差し込んでいる。
本にまみれたソファで目覚めたアンは、躓きながらも朝の支度を始める。
その頃、グレアも自室で身支度をしていた。
余裕を持って部屋を出るグレアとは対照的に、駆け足で飛び出していくアン。
ところ変わって朝の食堂では、グレアはポツンとしているのに、アンは姿を現しただけで皆から声を掛けられる人気者だった。
テラスの隅の席にグレアを見つけたアンは、笑顔で声を掛ける。
二人で食事を摂るのが日課になっている様子。
「プリンセス・アン」と自分を呼ぶグレアに、アンが「グレアも竜族のお姫様なんだから、アンでいいよ」と求めると、グレアは恥ずかしそうにしながらもそれに応じた。
喜ぶアンに、グレアは以前アンに勧められて借りた本のことを話す。
本や図書館の話をしながら和やかな空気の中、アンに国のことを聞かれたグレアは「ここと違って大きな動物がいっぱいいる」と答えた。
マナリアに来たのは、グレアの母も学院で学んでいたこと、そして竜と人との間に生まれて行き場がなかったからなのだが、アンに皆まで話すことは出来なかった。
そこへ、アンを呼びながら猛ダッシュしてくる姿が。
新入生のルゥだった。
ルゥは足を引っ掛け、勢い余って壁に激突しながらも、書庫の異変を伝える。
朝食も途中のまま、連れていかれてしまうアン。
グレアは呆気に取られながら、ちょっと待っててと声を上げるアンを見送るのだった。
書庫では火の鳥のような魔物(書庫主?)が暴れ、生徒たちが魔法で必死に押さえているところだった。
どうやらルゥに踏まれて怒っているらしい。
生徒会長のハンナに状況を聞き、アンは魔法を発動。対処に当たっていた生徒たちを避難させる。
「この子、封印しちゃってもいいの?」とハンナに確認を取ったアンは腰に下げた本を開いて詠唱を始め、水の精霊のような存在(英霊)を召喚した。
そして、氷の魔法が発動する。
時は過ぎ……
生徒会室で、落ち込んだ様子のハンナを前に謝罪するアンの服はボロボロ。
書庫主を封印したはいいが、彼女の魔法は強力すぎて書庫全体を凍らせてしまったのだ。
アンを手伝うことも出来ずにと力不足を痛感しているハンナに、アンは他に何か手伝えることはないかと尋ねる。
しかし「今日はもう大丈夫です。ありがとうございました、姫様」と力なく微笑まれてしまい、アンは部屋を辞するしかなくなってしまった。
ひとり外に出たアン。
もう日が傾き、人気のない食堂に戻ると、何時間も経っているにもかかわらずテラスグレアはテラスで待っていた。
書庫主を封印して氷漬けにしてしまったこと、今までみんなで後処理していたことをグレアに説明しながら、アンは自分が役に立てなかったことに苛まれる。
けれど「頑張ったね」というグレアの言葉に顔を上げたアンは、グレアが自分の言葉通りにずっと待っていてくれていたのだと気付く。
そんな彼女に、グレアは「でも、ちょっと待たせすぎ」と拗ねたように呟くのだった。
朝食もそこそこに騒ぎに巻き込まれてしまった空腹のアンは、グレアの提案で何か食事を摂ることにする。
「へへ~、甘いのと辛いのどっちがいい?グレア」
「ん~、甘いの」
「やっぱり~?えへへ、私も~!」
微笑ましい言葉を交わしながら、二人は歩いていく。
エンドカード
こ、これはコスプレ…???
NEXT 「第2話 竜姫悶える」
次回はグレアが高熱を出して寝込んでしまうお話です。
なんとあられもない姿が…!?
エクストラパート
エクストラパートは、いつもアンの影のように付き従う騎士(パラティン)・オーウェン視点で語られる、アン王女がマナリア魔法学院に入学したいきさつです。
元々強い魔力を持ち、王宮で帝王学を学んだアン。
そんな彼女が更なる研鑽を積むためにマナリア魔法学院へ入ることを決めた際、王宮に仕えていたオーウェンが護衛に抜擢されたのだ。
魔法の才能に優れ、明るく気さくなアンの周りには沢山の学友が集まるようになる。
しかし、そんな彼女の笑顔の中に時折寂しげなものが潜んでいるのを、オーウェンは知っていた。
それも、グレアとの出会いで変わっていく。
オーウェンは今日も、物陰でアンの護衛に励むのだった。
それを見掛けた女生徒に苦笑されながら。
感想
こいつはただの百合萌えアニメじゃないぞ…
1回目に見た時から驚かされました。
え、めっちゃ映像きれいなんですけど…!?
15分枠とはいえ、毎回このクオリティで放送してくれるのでしょうか。
えぇ…すごい…
さすがサイゲームスさんやで…
となってましたが、本当にどこをで止めてもクオリティが高くて劇場版かな?と(素人のそういうイメージ)思いました。
ストーリー的には、アンとグレアが知り合って仲良くなり始めているくらいの段階でしょうか?
控えめで人見知りなグレアも、まだぎこちないところはありつつもアンに自分から話題を口に出したりして、いい傾向が見られます。
アンの明るい切り返しに、和やかに距離を縮めていくかと思いきや。
単にほのぼのなシーンだけで終わらないのが、ファンタジーな世界観を活かしていていいですね。
いつも明るいアンにも、やっぱり悩みがあるんだろうなぁ。
今回の事件を通して、それがちょっと見えるのもいい感じ。
グレアや学院の面々との交流で、彼女も成長していくんでしょうね。
生徒会長のハンナもハンナで、自分の力不足を感じて苛まれている場面がありましたし。
一見立派に見えてもまだまだ学生で、みんな大きな余白があるんだろうなぁ、なんて思いながら見てました。
ルゥはドジっ子属性ですね。
可愛いけどトラブルメーカーなのかな…これから活躍する回もありそう。
そしてオーウェン、本編じゃ全然喋らなかったのにエクストラパートが(笑)
彼自身はすごく真面目なんですよね。
本編でもピンチの生徒を助けたりとかして、騎士らしい仕事をきっちりこなしている。
でも、傍から見たらやっぱりじっと見守ってるのは滑稽に見えてしまうんだなぁ、と。
ちょっと力が入りすぎなので、もう少し肩の力が抜けるといいね…
あと君、17歳だったんだ…とグラブルから入った私は思いました。
確かに騎士で年が若い方だから姫様の護衛に抜擢された(彼も学院生になった)というのは知っていたので、若いのは分かっていたんですが…
それじゃまだ青くても仕方ないですよね。
前情報をほとんど確認できないまま始まってしまったマナリアフレンズですが、思った以上によかったです!
今後の放送がすごく楽しみ。